ダブルバトルシーズン34最終6位1950後発白馬ゼクロム

こんにちは。ピエローヌです。今回はランクマッチにおいて初めて最終1桁を取ることが出来たので、記念に構築を紹介したいと思います。また、この構築で先月行われたテルちゃれチーム戦に出場し、個人チームともに予選全勝の成績を収めることができ、BO3でも強い構築を組めたと思います。

 

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目次

構築経緯

シリーズ13のルールが発表されたとき、他のポケモンでは倒しにくいと思われる、飛行タイプの伝説ポケモンのホウオウ、イベルタルと、カイオーガを、雷撃媒体のいのちのたまダイサンダーでダイマ時でもワンパン出来るゼクロムの火力に気づき、ゼクロムを軸として構築を考えてみることに。

ゼクロムのサポート役の決定

ゼクロムの素早さ種族値は90という伝説ポケモンで最もよくある数値で、同速勝負が頻繁に発生すると考え活躍させるには、トリックルームか追い風のサポートが必要だと感じた。

それならば・・・

 

トリックルームと追い風を同時に使うことのできるエルフーンの採用を決定しました。

さらに初手にエルフーンとともに選出し、追い風とトリックルーム、どちらが展開されても比較的有利に動くことができ、高水準の耐久と火力を両立できる、意地っ張りHAザシアンを採用することに決めた。

 

基本選出の最後の一枠の決定

構築を組んだ当時は、天候を取れればゼクロムが苦手なグラードンに強く出れるカイオーガを採用した。しかし、天候を取られてしまうとグラードンに思うようにダメージが与えられなかったため、天候に関係なくグラードンに強く出ることができ、自らトリックルームを展開できる白馬バドレックスを最後の一枠に決定した。

補完枠の決定

まず、基本選出だとディアルガを止めることが全くできないため、とつげきチョッキイベルタルを採用することに。また、とつげきチョッキイベルタルだけだとディアルガに対して大幅な削りを入れることが出来ないため、ザシアンにインファイトを持たせることに決定した。あと一枠はトリックルーム下でマギアナや白馬バドレックスとダイマを切って打ち合ってトリックルームを枯らすことができ、ガオガエンにも強く出れるという理由で、結局カイオーガを採用した。

 

 

 

個体紹介

ゼクロム

ゼクロム@いのちのたま

特性:テラボルテージ

性格:いじっぱり

205(236)-222(+252)-141(4)-×-121(4)-112(12)

らいげき

げきりん

ダブルウイング

まもる

この構築のエースポケモン。ほとんどの試合でダイマックスをします。とりあえず火力がバカ。

トリックルーム、追い風のどちらを展開しても有利に動けるように素早さは最速黒バド抜きにおさえて、HPにおおく努力値を割いています。ゼクロムのおかげでカイオーガの処理に全く困らなくなり、ストレスフリーで戦えた。

選出率2位

 

ザシアン

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ザシアン@くちたけん

特性:ふとうのけん

性格:いじっぱり

199(252)-244(+252)-135-×-136(4)-168

きょじゅうざん

じゃれつく

インファイト

まもる

エルフーンとともに初手に出して暴れていくポケモン

相手がザシアンを初手に出していなければこちらのザシアンが一方的に暴れることができ、相手がザシアンを初手に出していれば相手のザシアンを削り、裏の白馬ゼクロムを通しやすく出来るため、完全に初手出し得ポケモンとなっている。

技構成は、ダイマックスしていないカイオーガや、ディアルガ、あとは出来ればゼクロムだけに処理を任せたく無いパルキアなどのドラゴン伝説を削るためにじゃれつくインファイトは必須なので上の4つで確定

選出率はほぼ100%で1位

 

エルフーン

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エルフーン@きあいのタスキ

特性:いたずらごころ

性格:ひかえめ

167(252)-×-105-137(+220)-95-141(36)

おいかぜ

トリックルーム

あまえる

ムーンフォース

最強のサポートポケモン。初手に出して甘えるで物理ポケモンにデバフをかけつつ、追い風やトリックルームを展開して裏に繋ぐのが主な役割。

残り1枠の攻撃技はカイオーガトリトドンに対して強いエナジーボールと選択になるがイベルタルやドラゴン伝説にダメージを与えることができるムーンフォースを採用。

Cダウンの効果も優秀でディアルガのCを下げれたら相手のダイマ中にイベルタルを倒されなくなり、完璧に後発ダイマが決まる。特攻に振ることできょじゅうざん+ムーンフォースで相手のザシアンを倒せる確率が高くなる。

選出率3位

 

白馬バドレックス

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白馬バドレックス@リリバの実

特性:じんばいったい

性格:いじっぱり 

205(236)-238(+252)-171(4)-×-151(4)-72(12)

リザードランス

10まんばりき

トリックルーム

まもる

後発で選出し、甘えるの入ったザシアン対面などでトリックルームを貼り、自身やゼクロムを通していくのに必要なポケモン

シリーズ12の流用個体で、努力値を変えずにそのまま使っていたが、追い風+素早さ1.5倍で黒馬バドレックスを抜けるように75まで素早さを上げるべきだった(実際、最終日にそれが原因で一戦落とした)。

 

こいつのトリックルームが決まり、ゼクロムで全抜きする瞬間が1番楽しい。耐久が本当に高く、耐えなさそうなところからでも、なんか耐えてトリックルームを貼れるケースが多発した。

またゼクロムが苦手なグラードンにも強く、こちらのザシアンによって削られた相手のザシアンなどを養分にして、トリックルーム下でブリザードランスを叩き込めればダイマグラードンでも倒せる場合も。

さらに、1ヶ月間潜った感じ素早さが112より高いグラードンが多く、トリックルーム下でゼクロムグラードンに抜かれることは少なかったためトリックルーム下でグラードンにも非常に有利に戦うことができる。

選出率4位

 

カイオーガ

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カイオーガ@うしおのおこう

特性:あめふらし

性格:ひかえめ

201(204)-×-111(4)-222(+252)-161(4)-116(44)

しおふき

こんげんのはどう

かみなり

まもる

トリックルーム構築やソルガレオガオガエン、ザマゼンタグラードン入りなどに選出するポケモン

このポケモンを出す時はこちらからトリックルームを押すことは少ないので、HAベースのグラードンを抜けるように素早さを少し上げた。

ザシアンをしおふきで倒したいので特攻は振り切った。ダイマ中に倒されることがほとんどなく(それこそゼクロムくらいしかカイオーガを倒せないと思う)、相手のダイマックスと打ち合って、イベルタルやザシアン、白馬バドレックスといったダイマをしなくても強いポケモンに繋ぐ動きが強い。

選出率5位

 

イベルタル

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イベルタル@とつげきチョッキ

特性:ダークオーラ

性格:おくびょう

231(236)-135(-)-116(4)-152(4)-

126(60)-158(+196)

バークアウト

ふいうち

イカサマ

デスウイング

上からバークアウトを打って、特殊ポケモンダイマックスを枯らすポケモン。素早さは最速ランドロス抜き、特殊耐久は、いのちのたまカイオーガの雨下ダイストリーム確定耐えまで振って速さと硬さを両立させた。物理方面の耐久もそこそこあり、A特化グラードンのダイロックを砂ダメージ込みで87.5%で耐えることができる。相手にゼクロムの破壊力を見せつけたbo3の2戦目以降は、ザシアンを大事にしてくる相手に対して、イベルタルでジェットを2回積んで、カイオーガが追い風が終わってもザシアン黒馬バドレックスの上を取れるようにする動きも取れる。しかし、ランクマでは基本的にザシアンが入っていない構築とディアルガ入りにしか出さなかったので選出率は低め。イベルタル絡みの選出はもう少し煮詰められたかもしれない。

選出率6位

 

選出と立ち回り

基本選出

先発 ザシアン+エルフーン

後発 ゼクロム+白馬バドレックス

 

だいたいはこの選出をします。初手にザシアンが来た場合、ザシアンを甘えるきょじゅうざんで削り、相手が、Aが下がったザシアンと、こちらのザシアンに縛られてるポケモン(エルフーンなど)を出している状態で、エルフーンが倒された後に出てきた白バドでトリックルームを展開出来たら理想的です。このように展開出来なくても、ザシアンで相手を削って、白馬バドレックスでトリックルームを展開し、ゼクロムで暴れることが出来たら大体勝てます。

相手にガオガエンが入っていたら、白馬バドレックスかゼクロムカイオーガに変える場合もありますが、そのまま選出を変えずに出すことも多いです。伝説の尋常じゃない火力のおかげで威嚇サイクルを回すことが出来ず、せいぜい攻撃が1段階下がる程度なので、意外と白馬ゼクロムでのゴリ押しが効きます。

 

ディアルガ

ディアルガは基本選出で勝つことは難しいため、イベルタルを入れた選出をします。

最初はディアルガがきつく、上位帯のディアルガ軸には勝てないだろうと思っていましたが、ザシアンとチョッキイベルタルゼクロムの動かし方が煮詰まるにつれ勝てるようになり、最終日は50位以内のディアルガ軸を2回倒すことができました。相手によって選出は変えるので、いくつかの例を紹介したいと思います。

 

オーロンゲディアルガ

先発 ザシアン+エルフーン

後発 イベルタル+ゼクロムorカイオーガ

 

初手は選出択にはなりますが、ディアルガで初手ダイマを切ってくる相手は少なく、ザシアンオーロンゲで入ってくる場合が多いので初手はザシアンに甘えるきょじゅうざんで安定します。相手のザシアンさえ削れてしまえば、後はイベルタルで相手のダイマを枯らしてゼクロムorカイオーガを通せば勝ちです。相手がロンゲディアルガで入ってきてもエルフーンイベルタルに引けば余裕。釣り交換されたら知らん。

 

エルフーンディアルガ

先発エルフーン+ザシアン

後発イベルタル+ゼクロムorカイオーガ

 

ロンゲディアルガと同じように相手はエルフーンザシアンの場合が多いので、選出と初手の動きはオーロンゲの時の変わらない。

 

ガオガエン入りディアルガ

先発カイオーガ+エルフーン

後発ザシアン+イベルタル

おそらく1番きつい構築です。カイオーガに初手ダイマを切っても良いので、相手のザシアンを出来るだけ早く倒すことを考えます。そのあとディアルガダイマックスしてきたらカイオーガイベルタルで死ぬ気で時間稼ぎして最後にザシアンを通す動きが良いです。

 

トリックルーム軸(マギアナ+白馬など)

細かい選出は相手によって変えますが、基本的にはダイマックスカイオーガで相手のダイマックスポケモンと打ち合い、トリックルームを枯らして、ザシアン、イベルタルで詰めることを意識します。白馬バドレックスを初手に出して相手を削りに行くこともあります。

 

 

最後に 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

ザシアンで相手の体勢を崩してから白バドでトリックルーム展開、ゼクロムダイマックスという動きが強かったことが勝てた要因だったと思います。

スカーレットバイオレットでもダブルバトルを頑張っていきたいと思います。